ハガキ等の架空・不当請求
身に覚えのないところからのハガキの例です。
緊急を装って電話をかけさせようとしたり、脅し文句で不安にさせます。
最終通告
この度ご通知致しましたのは、貴方が以前ご利用された「情報通信料金未納分」について、ご利用通信会社さまからご依頼を受けました※1ので、至急当社までご連絡ください。
尚、「電子消費者契約民法特例法※2」上、法務省認可通達書※3となっておりますので、同事務所にお客様からのご連絡なき場合には、やむを得ず裁判所からの書類通達後、指定の裁判所へ出廷※4となります。
また、裁判所の措置と致しましては、給与差し押さえ及び動産物差し押さえを強制執行※5させていただきます。
裁判所取り下げ最終日 平成18年○月△日
担当 090-○○○○-○○○○
法務省認可特殊法人※6 ○○債権回収
〒160-0000 東京都千代田区四丁目※7○番○○
ポイント
- ※1 他人の債権を回収できるのは、弁護士と、法務省の許可を受けた株式会社(許可業者一覧はこちら)だけです。また、法務省の許可を受けた株式会社が回収できる債権は限られていて、アダルトサイトなどの通信料金は、回収できません。
- ※2 「電子消費者契約民法特例法」という法律はありません。
- ※3 「法務省認可通達書」という文書はありません。
- ※4 連絡しないだけで「裁判所への出廷」となったりしません。
- ※5 理由もなく「強制執行」が行われることはありません。
- ※6 「法務省認可特殊法人」という法人はありません。
- ※7 実際に存在しない住所が書かれていることがあります。 例えば、「千代田区」に「四丁目」はありません。
支払督促状が裁判所から届く場合
「支払督促」が本当の裁判所から来たら、無視してはいけません。本物の裁判所からのものであることがあるからです。
支払督促状 ※1
当事者の表示
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請求の趣旨及び原因
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上記内容に不服がある場合、本書類送達の日から2週間以内に異議申し立てをおこなってください。
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平成17年○月○日
東京簡易裁判所 民事第○○部
書記官 ○○○○○○
住所 ○○○○○○○○○
電話番号 ※2○○○○-○○○○
ポイント
- ※1 「支払督促」が本当の裁判所から来たら、無視してはいけません。本当の「支払督促」を無視したら、相手の主張を認めたことになるからです。
- ※2 落ち着いて、本当の裁判所からの通知かどうか確かめる必要があります。その場合、送られた書面の電話番号に電話してはいけません。架空請求業者の電話である可能性があります。電話帳などで裁判所の電話番号を確かめてから、本当の裁判所の連絡先に連絡して、裁判所から通知が出されたのかを確認する必要があります。
- ※ 不安な時は、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。(最寄りの消費生活センターはこちら)
- 法務省民事局:「督促手続・少額訴訟手続きを悪用した架空請求にご注意ください」
訴訟報告書?
でたらめな内容の「訴訟報告書」の例です。
訴訟報告書
このたび、貴殿がご利用されました商品販売会社様より当社が受任しましたことをご報告いたします。
貴殿が以前購入されました「○○商品」の件で、11月に裁判所への民事訴訟の申告が終わっています※1ので、裁判所からの出廷命令通達後、指定の裁判所への出廷となります。尚、出廷を拒否されますと(民法573条に基づき)刑事訴追後※2、原告側の主張を全面的に受理し、敗訴となりますので、ご注意ください。
また、裁判取り下げを希望される場合、必ず裁判最終期日の○月○日までに当社にご連絡くださるようお願い致します。※3
○○法律事務所 △△※4
ポイント
- ※1 このような制度はありません。
- ※2 出廷を拒否しただけで刑事訴追をされることはありません。
- ※3 弁護士が事件を受任された場合、こんなせっかちな通知を出すことは、考えられません。あせらず、冷静に対応しましょう。
- ※4 弁護士でなければ弁護士と名乗ることはできません。弁護士法人でなければ法律事務所を名乗ることはできません。