要望注意喚起等
東京都生活文化局
平成14年4月26日


「アロマテラピー用ろうそく」使い方に気をつけて
 

 東京消防庁の統計によると、アロマテラピー用ろうそくが原因と思われる火災事故が増 えており、東京都消費生活総合センターにも相談が寄せられています。事故の増えた原因 は、最近のリラクゼーショングッズ等の流行に伴い利用者が増えていることに加えて、正 しい使い方や燃焼しているときの状態が利用者に理解されていないことが考えられます。
 そこで、当センターでは各種アロマテラピー用ろうそくの燃焼状態とともに、容器の形 状や材質に関する事柄を主に調べてみました。

 ※アロマテラピー:芳香療法というフランス語。各種の香料、薬草、化学成分などを使い、 神経、呼吸器、循環器、消化器など各系統に刺激を与え治療すること。刺激による心理的 効果を狙う。アロマセラピーは英語。


  1. テスト結果のポイント

    ・ 芯の長さや位置により、炎が大きくなったり容器側面に近づいたりして、容器表面の温度が異常に高くなることがあった。
    ・ 同じ銘柄であっても、同じように燃えるとは限らず、急激な温度上昇を起こすものもあった。
    ・ 消火後、容器表面の温度がやけどの恐れの無い50℃に下がるまでの速度には、ばらつきがあった。
    ・ ヤシ殻製容器は、底部が家具等の変形を招く恐れもある約190 度に達して焦げてしまったものもあり、ろうの上の可燃物を介して容器まで燃えるものもあった。

  2. 結果に基づく措置

    (1)今回のテスト結果を関係機関等に資料提供する。

    (2)業界団体(日本アロマテラピー協会、日本百貨店協会)に対して、4月25日に事故防止のための製品及び表示の改善等について要望した。

  3. 消費者へのアドバイス

    (1)やけどや火災等に注意

    ・ 燃焼中や消火直後は、容器の一部分だけが熱くなっていることもあります。また、消火後もしばらくは容器が熱くなっています。容器に触るときはやけどに注意しましょう。
    ・ ろうの上に可燃物があると、それが芯代わりになり火災につながることもあるので、可燃物は必ず取り除きましょう。

    (2) 使い方に注意

    ・ 容器の一部分だけが熱くなることがあるので、芯の位置は常にろうの中心に保持するようにし、炎が大きすぎるときは芯を短くカットして使用しましょう。
    ・ 家具等の上で直接ろうそくを燃やすと家具が変色したり焦げたりすることがあります。ガラスや陶器等の不燃性で断熱性の良い燭台や受皿の上で使用しましょう。
    ・ 同じ製品であっても、燃焼状態は各々で異なり、使い方によっても差が出てきます。
      火をつけたまま、その場から離れないようにし、使用後は、火が完全に消えていることを確認しましょう。



お問い合わせ先
生活文化局消費生活部
生活安全課商品事故分析係
TEL 03−5388−3082